ずっと夢見させてくれて
私はこの目でこの耳で確かに最高で最強の走馬灯を見た。
名古屋初日。少し不慣れな様子の6人のTokyoholicを聴きながら、初めてこの曲を生で聴いた時のことを思い出した。
初めて関ジャニ∞に会ったのも、初めてこの曲を聴いたのも、初めて血が煮えたぎるような興奮に包まれたのも、この場所だった。
こうやって、一人一人と関ジャニ∞の歴史を余すことなく辿れるように作られたLIVEだったと思う。
大きなドームの真ん中で、ペンライトの海に囲まれて、ミラーボールに照らされながら、少し演歌じみた昔の曲を歌う6人の姿は、なんだか小さくて切なげで、だけど何よりも頼もしくて愛しくて、この景色を私のタカラモノにしたかった。
あれは確かアイスクリームの時だったかなぁ。スポットライトを一身に浴びて、眩しいほどキラキラ輝くヤスくんを見上げて涙が止まらなかった。
生きてる。
人はたったそれだけでこんなにも美しい。
もしも神様が本当にいるなら、彼は間違いなく生死を彷徨っていたあの日あの瞬間何度も「生かされた」んだと思った。こうして私達に生きることの尊さを教えるために。
どれだけのものを捨てて、どれだけのものを背負いこんで、彼らは今ここに立ってくれているんだろう。
時計の針が何度戻っても
彼らは何度でも同じ道を選ぶだろう。
また悩み苦しみ踠き歩んでいくのだろう。
だっていつも彼らは最善の決断を下してきたから。
悲しいけれど、もう時計の針が何度戻っても7人の未来は選べない。
だけどきっとそれでいいんだよね。
やり直して変えたいような未来を選んだことは一度だってないから。
7人の未来はもう二度と選べないけど、8人だった過去も7人だった過去も消えないよって、色んなとこで色んな形でたくさん伝えてくれたなぁ。嬉しかった。
何一つ無かったことなんかにしないで、全部全部ひっくるめて、今の関ジャニ∞が息をしてるんだ。
おつかれさま。
最高で最強の歴史をまたひとつ紡いでくれて
ずっと 夢 見させてくれて
ありがとう。