あたりまえの毎日

「ブルーシートを屋根に被った家が減ったな」通学電車の中窓から見える見飽きた景色をぼーっと眺める。地震で落ちた瓦も、大雨で崩れた河川敷も、台風で倒れた木も、全部全部元どおりになった。時の流れを感じる。"激動"と言うに相応しい、本当に色んなことがあった1年だった。

毎日毎秒気持ちが変化して、ポジティブになったりネガティブになったり…。その度に殴り書いてた膨大な下書きを、2018年が終わる前に全部ここにしまっておこうと思う。どれもこの1年を、そしてきっとこれからを乗り越えるために大切な刹那の気持ちだから。

 

6.15

ずっと「すばるくんは夢を追って行くんだな」とか「7人で同じ夢は見れなかったのかな」とか、"1人で音楽に専念する=夢を追う"っていう概念だったけど、本当はすばるくんが一番地に足つけて自分の人生を歩んでるのかもしれないな。今までもこれからも彼が誰かのために生きることはなくて、ずっとずっと彼は自分の人生を一歩ずつひたむきに歩んで来ただけ。これまではそこにたまたま6人の仲間がいて、これからはたまたまいないだけ。分かれ道まで歩いてたどり着いただけ。

 

7.2

完璧なんかじゃなくたって、ひとつひとつに丁寧に一生懸命向き合ってる人達を嫌いになるわけがないよ。むしろ大好きになる一方だよ。だから安心して焦らずゆっくり一歩ずつまた歩き出してほしい。辛いことは辛いって言ってほしい。いつまでだって待つし、応援するし、一緒に歩くから。泣きたい時は一緒に立ち止まって泣くから。またいつの日か一緒に笑うために。

 

7.6

これは個人的になんだけど、すばるくんが旅立つことでこの先のメンタルが一番心配なのは亮ちゃん。ヨコヒナは本当に人生の3分の1を削られた傷を負ったと思うけど、この先遠く離れても心は繋がっていると思ってて、関係性も変わらない気がしてる。ずっとすばるくんを慕っていた大倉も心に穴が空いたようだったけど、その時にちゃんと悲しめる人だしちゃんと嫌や辛いって言える人だからちゃんと悲しめてるんだと思う。山田は本当に心からすばるくんを愛していて、それはきっとこれから離れても変わらないと思うし、2人はちゃんと愛を言葉にできる人だから。亮ちゃんは不器用で口下手で嫌やということも弱音を吐くことも愛を伝える事もあまりしない。弱音を吐くのはカッコ悪いって思ってるし、俺が頑張らなって背負いこんじゃうとこもある。亮ちゃんは言葉にも態度にも出さないけど、本当は心から寂しいし心細いはず。あんなに大好きで尊敬してて慕ってたお兄ちゃんがいなくなってしまう。「すばるくんみたいに歌えるようになりたい」「誰かの心を震わせる歌を歌える人になりたい」って言ってた。あの会見から亮ちゃんの柔らかい笑顔が減った気がする。現実問題この先亮ちゃんへの負担が増えることは明らかで、だからこそ今ちゃんと悲しんでちゃんと立ち止まってちゃんと弱音も吐けたらいいなって思う。寂しくないわけがない、辛くないわけがない、どうでもいいわけがない、前だけを見据えられてるはずがない。亮ちゃんだって不安で心細くて寂しいはずだもん。

 

8.10

私の大好きなヨコヒナが楽しそうに笑ってる時 そこには必ず"渋谷すばる" という存在が確かにあったんですよ。その場にいてもいなくても。だからきっとこれからもそう。見えていても見えていなくても3人は繋がってる。三角形は崩れない。ただこれからはヨコヒナ2人だけで乗り越える壁や思い出が少しずつ増えていくっていう、それだけのことなんですよ。それだけのことなのにヨコヒナ担なら2人だけの思い出が増えるなんて嬉しいはずなのに世界が割れるほど悲しいんですよ。なんでかな。

 

8.15

安田章大様による愛で満たされすぎて「なに言うてんの!どこまでも付いてくし、いつも色んなもんくれんねんから、なんかあったらこっちかてちゃんと頼ってや!自分らだけええ男なるんはずるいで!あたしらかてええ女なったるからな!」という謎の大阪のおばちゃん精神が湧き上がってきた

 

7人で歩いてきた道は14年で突然行き止まりになって、またゼロから6人と1人で歩き出さなきゃいけなくなったけど、これまで歩いてきた道は迂回路なんかじゃなくて、この分かれ道を進んでいくために必要な力をくれるものだったはず

 

8.16

だけど、できれば来世はどうかアイドルじゃなくて普通のささやかで小さな幸せを選んで健やかに笑って暮らしてほしい

 

8.24

LIVEで今までダンス曲だった、なぐりガキやズッコケをバンドで演奏している姿を見て、第3章の関ジャニ∞は「同じ曲をバンドでもダンスでも歌うだけにでも出来るグループ」を目指していくのかなと思った。第3章のOP「ここに」もバンドスタイルと歌唱スタイルにしてるしね。

 

9.7

すばるくんが関ジャニ∞に残していった一番大きなものは音楽やと思う。すばるくんがいたから今の関ジャニ∞のバンドという武器があるのは確か。あの時は「何が6人でも大丈夫やねん全然大丈夫ちゃうわ!」と思ってたけど、すばるくんは知ってたんやね。もうとっくにすばるくんが声をかけなくても6人が音楽にのめり込んでること。6人だけでもちゃんと歌えること。自分を中心として集まった6人の音が、自分がいなくても大丈夫なほどに成長したこと。6人の強さを知ってたから信じてたから、安心して旅立てたんやね。

 

悲しみの後の夜明けは 目にしみるほど眩しくて

 

9.8

関ジャニ∞はずっと人間臭いグループだったけど、すばるくんの件で一度焦燥しきった後、開き直って「夢とか未来とか永遠とかやっぱなかったわ!綺麗事やろ、まじしょーもな!うそくさ!ないわーいらねぇ!今が全てやろ!な!」という感じに吹っ切れたような気がして人間臭さに磨きがかかっててシビれる

 

美しいこの世界に声を枯らし歌う

 

9.9

関ジャニ∞は吐くまで食ったり、過呼吸になるまで笑ったり、自分の限界を知らない人の集まりなので、頼もしいしどこまでも行けそうだけど、健康にだけは被害が及ばぬよう誰か代表してストップをかけてあげてください

 

9.11

すばるくんがいなくなることを一緒に悲しんで一緒に乗り越えて、ヤスくんが少しずつ元気になっていく姿を一緒に応援することもできる。アイドルは夢を売る仕事だけど、関ジャニ∞は時に現実も隠さず見せてくれるから、一緒に生きてるんやって思える。

 

9.13

大好きな人が自分が知らない所で病気を患っているかもしれない、違う道を歩み始めているかもしれない、明日突然もう二度と見ることの叶わない人になるかもしれない。夢見た永遠は突然まるで何もなかったみたいな顔して音を立てて崩れてく。

 

正直言うとずっと怖い。あんなに強くひたむきに進もうと生きようとしてくれてるから信じるべきだし、実際にそうなんだろうけど怖い。自分の知らないどこかでもう終わりはすぐそこまで来てるのかもしれない。不安で不安で心のどこかがずっと怖い。

 

ずっと現実を走ってきた関ジャニ∞が終わる時、関ジャニ∞はやっと"永遠"になるのかもしれない

 

9.23

きっといつまでも「あぁ、七色は光輝いてたな」って思うだろうし、きっといつか「あぁ、六色もキレイだったな」って思うだろう

 

10.7

7人で歩んだ14年いっぱい笑顔があったなって、笑顔しかなかったなって思うんよ。だから良かったなって。素敵な大事な思い出にしようって。今だから言えるのかもしらんけどね。だからこれからも笑っててほしいんよ。いつかいつか来るお別れの時にもまた、良かったねって言えるように。

 

10.8

メンバーも私達もみんなみんな「自分だけの渋谷すばる」を抱えて生きていっていいんだよ きっと

 

11.8

こうしてどんどん時が経っていっていつしか世間的に6人の関ジャニ∞が普通になっても、きっと時々ふとした時に、7人で歌ってる映像が思い出されて「あぁ、あの頃はすばるくんがいたな」って思うんやろな

 

11.11

すばるくんがいたこと、時が経てば忘れるんじゃない失くなるんじゃない。消化されてエネルギーになる。関ジャニ∞の血となり肉となり、その根底に流れ続けるはず。

 

11.18

これでやっと関ジャニ∞の青春は終わったのかもなあ。青春は絶対に忘れないし、ずっとキラキラして支えてくれるし、いつかは終わるものやもんね。

「僕らが見たのは青春のすべて

  忘れはしないよ季節が変わっても」

 

ステージに立つ6人は、本当に大きくて強くてかっこよくて誇らしくて「7人のこの姿を見たかったな」と思うことも正直あったけど「6人になったからこそ見られた姿なのかな」とも思って、少し切なくもなったよ。

 

なんど聴いても、オモイダマは『それでも選んだ道を悔やんだりしたことなかった』の亮ちゃんで泣いてしまうし、BJは『永遠の意味さえ曖昧な僕ら だからこそ今を抱きしめていたい』のヒナちゃんで号泣してしまうし、涙の答えは『灼熱の夢を見たよね』のヤスで嗚咽してしまう。

 

自分でも意味わからんくらい『へそ曲がり』で一番号泣した。

 

MCで楽しそうに笑う6人を見てたら、ふと7人で走ってきた14年が走馬灯のように思い出されて「あぁ楽しかったな。ずっと彼らは笑ってたな。何もかもそれだけで良かったな。いつかまたサヨナラが来る時、良かったなって思えるように、これからもこうして笑っててほしいな」って思ったんよ。

 

関ジャニ∞の 明日を 未来を 6人の背中に信じてみてもいいのかなあ

 

12.5

今の関ジャニ∞の活躍や姿は、6人が6人になってから命がけで掴み取ったものだってちゃんとわかってる。それでもやっぱりエイトの活躍やかっこよくて誇らしい姿を見ると「あぁ、7人のこの姿が見たかったな」って思ってしまう日もあるよ。ごめんね、あともう少しだけ時間をかけて消化させてね。

 

もうきっとどこかですばるくんも自分の行くべき道を歩み始めてるかな。最高にクールな歌を姿をまたいつか見せてよね、聞かせてよね。お互い頑張った道の先で、またいつか会えたら死ぬまでずっと7人で歌おうね、笑おうね。

 

12.7

以前のように漠然と永遠や未来を信じられないような状況下で、良い意味でも悪い意味でも"現実(いま)"を見ざるを得なくなってしまった。私たちも彼らも。

 

12.18

あの日から、エイトのカッコイイ姿や誇らしい姿を見ると「あぁ、もし明日6人の関ジャニ∞が終わるとしても、この姿が見れただけで6人の関ジャニ∞が存在した意味があったなぁ」って思うようになった。

 

12.28

「これからのビジョンは正直まだ見えてない」って全員が口を揃えて言う。あたりまえだよ、そんな事考える暇もないほど全身全霊で走ってきてくれたんだよ。ゆっくりでいい。迂回路でいい。6人だけの景色を探しに行こう。

 

「ひずみ」が生まれたこともまた確かな事実なんやろな。意見が食い違って気まずくなった日も言い合いになった日も隠れて泣いた日もきっとあって、そんな仲良しこよしだけじゃない部分も隠さず教えてくれる。

 

6人になって、とにかく突き進んできた2018年が終わる。もうがむしゃらに走れば何とかなる年齢でもない、6人だけの意見で動ける場所にもいない。たくさんの人を巻き込んで取り込んで大きくなった関ジャニ∞が新しい夢に向かってゆっくり一歩ずつ歩んでいけますように。

 

12.30

きっとあの時は想像の何倍もギリギリの場所に立たされてて、全てがバラバラになってても何らおかしくなかったのかもな。6人が関ジャニ∞として存在してくれてる今があることが奇跡。

 

耳元から聞き慣れた音楽が流れ始めた。「ここに」初めて聴いた時のことを思い出す。怖くて悲しくて薄暗かった世界に差した一筋の光のようだった。この1年 毎日毎日ころころ変わる感情と一緒にいつもこの曲があったように思う。私のそばにも 彼らのそばにも。

きっとこの先何十年経っても、この曲を聞くたびに2018年のことを思い出すだろう。辛かったこと、嬉しかったこと。旅立っていった彼のこと。そして、何度も何度も強く優しく「ちゃんと俺らここにおるで」って叫んでくれた6人のことを。